肝臓の働きと、肝臓を守るために重要なポイントについて

肝臓の説明をする看護師

肝臓は体内最大の臓器で多数の細胞から構成されています。その主な働きは1・代謝機能、2・解毒作用、3・胆汁の生成、4・エネルギーの貯蔵という4種類に分かれており、それぞれ説明したいと思います。

 

1・代謝機能
物質が化学的に変化して入れ替わることを「代謝」と呼びますが、肝臓で行われている代謝は消化器から吸収した栄養素を臓器が必要とする形へと変化させたり、エネルギーとして作り出す働きの事を指します。

 

2・解毒作用
肝臓にアルコールや栄養素を代謝する際などに発生する有害な物質を無毒な物質へと処理する働きがあり、解毒を行ってくれています。

 

3・胆汁の生成
肝臓ではコレステロールと胆汁酸から胆汁を作り出しています。胆汁には脂質の消化吸収を助ける働きや、古くなった赤血球や微量金属など肝臓で処理されて不要になった物質を排泄する役割を有しています。また、胆汁はコレステロールを材料にして作ることによって、血中のコレステロール濃度を調整する働きもあります。

 

4・エネルギーの貯蔵
肝臓は脳の重要なエネルギー源であるブドウ糖をグリコーゲンという形で貯蔵していて、24時間欠かさず補給を行っています。

 

このように身体にとって重要な働きを行っている肝臓ですが、肝臓を守るために重要な点は肝臓への負担を減らすことと、肝臓に良いとされる食品を摂取することが大切となります。肝臓の負担軽減に関しては肥満・糖尿病・アルコールの過剰摂取といった、負担を増してしまう要因に気を付けて適量かつバランスの良い食事や適度な運動を行うことが大切です。

 

肝機能低下の原因は

 

また、肝臓に良いとされる食品にはタウリンを多く含む食品が挙げられます。
肝臓から分泌される胆汁酸にはコレステロールを排泄させる働きがありますが、タウリンを含む食品を摂取すると胆汁酸の分泌量が増えるので血中コレステロールの濃度が低下します。この他にも、タウリンには酵素の働きを助ける役割も有していることから、肝臓の負担となるアルコールの分解を早める作用もあるのです。


肝臓に良い栄養素

肝臓と言えば、アルコールを分解してくれる、というイメージですが、役割はそれだけではありません。栄養を代謝してくれたり、有害物質の解毒を担ってくれたりと、細かく働きを見ていくと500以上の仕事をこなす働き者の臓器です。そんな肝臓を元気にする栄養素とは何でしょうか?

 

1.ビタミン・ミネラル
ビタミン・ミネラルが十分でないと、栄養の代謝(食べ物から栄養分を取り出す)&それを体の各器官に送り届けることができず、体はエネルギー不足となります。

 

たくさんの役割を持つ肝臓は、酸素を多く必要とし、その結果、多くの活性酸素が排出されます。活性酸素は、健康&アンチエジングの敵!細胞を酸化させ、SST(シワ・シミ・たるみ)の原因物質です。

 

この活性酸素に効果的なのが一般的にビタミンエースと言われている3つのビタミン、ビタミンA・C・Eです。ビタミンA(うなぎ・レバー・イカ・卵)、ビタミンC(イチゴ・赤ピーマン・モロヘイヤ・ゆず)、ビタミンE(アボカド・うなぎの肝・とんぶり)に多く含まれます。さらに、ミネラルの1つである亜鉛も解毒作用に必要なため、意識的に摂取するようにしましょう。亜鉛(牡蠣・肉・魚)に含まれています。

 

2.食物繊維
腸のぜん動運動を促し、排便を活発にする食物繊維。何故肝臓のためになるかと言うと、便秘で腸に便が停滞していると、便は有害物質を発生し始めます。それを解毒する役割を持つのが肝臓なので、便秘であることは肝臓に余計な負担をかけてしまうのです。

 

食物繊維をしっかり摂取し腸活しましょう!水溶性食物繊維(キノコ類・海藻類・果物)と不溶性食物繊維(豆類・イモ類)をバランスよくいただきましょう!

 

3.たんぱく質
肝臓は約2000種類の酵素を作り、栄養の代謝・解毒・自ら肝細胞の修復を行います。そのため、酵素の原料であるたんぱく質が必須です!たんぱく質は、植物性たんぱく質(納豆・納豆・豆乳・テンペ・味噌・しょうゆetc)と動物性たんぱく質(肉・魚・卵・チーズ・牛乳)がありますが、どちらかに偏らないように食べるようにしましょう!